第119回島根大学総合博物館アシカル講座「こうしてできた!島根半島」を開催しました。

公開日 2021年05月24日

 5月15日、第119回島根大学総合博物館アシカル講座「こうしてできた!島根半島」を開催しました。

 この講座は、令和3年度島根大学総合博物館アシカル講座第1ステージ「ぶらり探訪・島根半島」の初回になります。今回は、日本ジオパークにも認定されている島根半島の地質学的な成り立ちについて、入月俊明・島根大学総合博物館長が解説しました。

 今から約2500万年以上前、プレート運動によってユーラシア大陸から日本列島が裂けて南側に移動し日本海が拡大していきました。約1500万年前以降には現在の日本列島の場所まで移動し、次に中国山地が隆起していきます。この頃、現在の島根半島がある場所も隆起していき、約1200~1000万年前には、海から半島に変わっていきます。

 島根半島では、こうした日本列島の成り立ちを示す各時代の地層をみることができます。また、地層に含まれる色々な化石や活発な火山活動・地殻変動の痕跡を観察することができます。

 講座を聴講し、島根半島が、いつどのように出来上がったのか、また地質学的に非常に貴重なフィールドであるということを理解することができました。

 今回は、新型コロナ対策のために、対面講座の定員を制限させていただき、代わりに初めてYouTubeライブ配信によるオンライン講座を実施しました。オンライン講座では280名の皆様に視聴をしていただくことができました。

 次回は、第120回「島根半島の生き物たち」(6/12)になります。対面講座はすでに申し込みを締め切らせていただきましたが、オンライン講座申し込みは随時受付けをしています。

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 皆様のご参加をお待ちしております。

講座の様子