【4/13記者会見】国際観光教育推進センター、新興感染症ワクチン・治療用抗体研究開発センターの設置について

公開日 2022年04月13日

 島根大学では,令和4年4月1日に,観光業界を中心とした地域産業への貢献や観光人材育成などを目指す「国際観光教育推進センター」,及び,新型コロナウイルス感染症などに対する国産のワクチン・治療薬の開発拠点となる「新興感染症ワクチン・治療用抗体研究開発センター」を新設しました。両センターの概要と今後の取組について,令和4年4月13日,松江キャンパスにおいて記者会見を実施しました。

 記者会見では,「国際観光教育推進センター」について,増永二之 センター長より説明がありました。本学では,2020年度から学部横断型の特別副専攻「観光教育プログラム」を,2021年度には主に社会人を対象とした「山陰ツーリズム人材育成塾」を開講するなど,観光教育を進めてきました。ポストコロナ後のインバウンドを含めた観光消費の回復,地方の雇用確保や地域づくりなど,今後の山陰地域の活性化に観光が果たす役割は非常に大きいことから,観光資源に恵まれた島根県にある国立大学として,それら資源を活かした特色ある教育を展開していきたいとの説明がありました。

 次に,「新興感染症ワクチン・治療用抗体研究開発センター」について,鬼形和道 センター長および浦野健 副センター長より説明がありました。これまでも本学は,他大学や企業等と共同で,新型コロナウイルスのワクチン及び治療用抗体開発の研究を進めてきており,国からその実績を認められ,全国に6つある感染症研究の中核を担う国立大学のうちの1つに認定されました。本センター開設により,既存のRNAワクチンとは異なる機能(安全性を重視し,小児にも接種可能)の次世代ワクチン及び治療用抗体の開発から品質評価,製品化までを加速化させていきたいとの説明がありました。

 島根県に立地する総合大学として,今後も地域や社会の期待にこたえる教育・研究を進めていきます。

記者会見の様子その1

(写真左より,
新興感染症ワクチン・治療用抗体研究開発センター 副センター長 浦野 健
新興感染症ワクチン・治療用抗体研究開発センター センター長 鬼形 和道
理事(総務・労務担当) 藤田 達朗
国際観光教育推進センター センター長 増永 二之)

記者会見の様子その2

説明する増永センター長

説明する浦野 副センター長

説明する浦野 副センター長

■記者会見資料はこちら
国際観光教育推進センター[PDF:545KB]
新興感染症ワクチン・治療用抗体研究開発センター[PDF:1.95MB]

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