令和4年度第3回【キャリアデザインプログラム履修生対象セミナー】『「越境」するキャリアデザインのススメ~現場、教育、研究、開発、経営の各視点から~』を開催しました

公開日 2022年07月06日

 6月20日(月)にキャリアデザインプログラムを履修する学生を対象としたセミナー『「越境」するキャリアデザインのススメ~現場、教育、研究、開発、経営の各視点から~』を対面とオンラインのハイブリッド形式にて開催し、22名が参加しました。

 今回は、株式会社Canvas 代表取締役で、本学地域包括ケア教育研究センター 客員研究員の元廣惇氏を講師に迎え、異なる分野に越境してキャリアチェンジをする時に、どのように考え、行動したかについてご自身の経験を話していただきました。

 元廣氏の学びは、作業療養士として患者としっかりと向き合ったところから始まりました。患者の幸せを考え、その選択肢を提示するために学びを深める中で、個人の「痛み」の背景にある労働環境の課題に対する解決策を模索しました。その経験を通して“個人の「職業病」を改善すれば、その人が所属する企業、そして地域社会の損失を減らすことができる”と考えるようになり、企業や自治体に提案する「痛みの改善・予防プログラム」事業の立ち上げに至ったそうです。

 その事業展開は、多角的に「職業病」を分析しながら、“その”職業病や地域に適したプログラムを作り上げていくというユニークなもので、患者と向き合う元廣氏の思いがそのまま実現しています。

 受講生からは「学んだことをただ活かせる仕事に就くのではなくて、学んだことで何をしたいかを軸に自分にあった仕事を選ぶべきだと感じた」「相手目線で何を必要としているのかを考えることが大切だと理解した」「根本的な部分に対する解決策を見出して取り組んでおられて、とても刺激になった」等のコメントが多く寄せられ、キャリアデザインについて深く考えることのできたセミナーとなりました。

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