7月25日（月）にキャリアデザインプログラムを履修する学生を対象としたセミナー『「 国際協力のかかわりかた」～グローバル社会でできること～』を対面とオンラインのハイブリッド形式にて開催しました。

　今回は、 NPO法人AMDA社会開発機構の山上正道氏を講師に迎え、「国際協力」にどのように関わることができるのか、ご自身の体験を通して話していただきました。

　最初に、「国際協力」への関わり方には、無期または有期雇用/インターン/ボランティアなど様々な方法があることについて紹介されました。次に、AMDAグループが掲げる、相互扶助の精神に則った国際人道支援活動について、ホンジュラスにおける「栄養改善・生計向上に向けた家庭菜園普及」や「森林保全とアグロフォレストリー推進」を例に説明がありました。活動終了後も現地の方々が自立して継続することを目標としているため、基本的に現地で調達できる資材を用い、現地の人たちと一緒に学び合う形で進めていくとのことでした。

　山上氏の国際協力活動はJICAの青年海外協力隊（現・海外協力隊）への応募からスタートしましたが、自分にもできるだろうかという迷いもあったようです。その後、語学等の研修後に派遣され、実際に活動を積み重ねていく中で「自分でもできる、役に立てる」ことがモチベーション・原動力となり、この仕事を続けているとのことでした。初めは受け身でも良いので、国際協力に関心を持つことが重要だと述べられました。

　受講生からは「海外で活動する手段は思っていたより色々あることを知ることができて、それらに関心を寄せるいい機会になった」「何も知らない状態から国際協力を知るというステップにあがることができた」「海外での食生活の変化が心配だったので、実際に外国で過ごした方のお話が聞けて良かった」等の感想がありました。

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