いずも産業未来博2022に出展しました

公開日 2022年11月16日

 令和4年10月29日(土)と30日(日)に、いずも産業未来博実行委員会及びNPO法人21世紀出雲産業支援センター主催、出雲市共催、島根大学等の後援で出雲市矢野町の出雲ドームにおいて、いずも産業未来博2022が開催されました。
 このフェアは、出雲市内、島根県内の企業・団体・学校など様々な産業分野の製品や技術が一堂に会する年に一度の祭典です。出展者による製品・技術等の紹介や販売、イベントなどを「見て」、「触って」、「体感する」ことで出雲の産業の魅力を広く情報発信するとともに、未来の産業を担う子どもや学生など若者と、地元企業・団体・学校が交流する場を創出し、将来の雇用確保と定住促進を図ることが目的です。
 今年度、島根大学からは、地域未来協創本部(地域医学共同研究部門)、ナノテク研究グループ(旧ナノテクプロジェクトセンター)が出展し、開発した技術や研究取組みの紹介を行い、地元企業や地域住民との交流を深めました。
 開会式には主催者の21世紀出雲産業支援センターの技術顧問を務める総合理工学部の藤田恭久教授が主催者として参列しました。

■島根大学×出雲市
(地域未来協創本部(地域医学共同研究部門))
 地域未来協創本部地域医学共同研究部門は出雲市との共同ブースで「無限レシピシステム」を出展しました。感染症予防対策を徹底した上での開催となりましたが、当部門は昨年に引き続き非対面での出展としました。
 いずも産業未来博は今年で19回目の開催となり、当部門は19年連続で出展しており、共同研究の成果を積極的に地域社会へ発信しています。コロナ禍ではありましたが、展示ブースへの来場者から、掲示ポスターのQRコードを通じて「無限レシピシステム」の試験販売について多くの問合せがありました。近々に出雲キャンパスに於いて販売開始の予定です。

  
  地域医学共同研究部門のブースの様子

  
   展示:「無限レシピシステム」

■島根大学  ナノテク研究グループ
 ナノテク研究グループでは液中レーザープロセスを用いたナノ材料、環境保全に役立つ層状化合物、省エネルギーに期待される熱電材料、ラマン分光法により生細胞の観察など旧ナノテクプロジェクトセンターの様々な研究を紹介しました。また、島根大学のナノテクのシーズから生まれ、事業化に進展した酸化亜鉛ナノ粒子塗布型LED、酸化亜鉛薄膜高速蛍光体、エゴマ油粉末など大学発ベンチャー(株式会社S-Nanotech Co-Creation)の技術、ナノテクのグループから派生したたたらナノテクのメンバーが参加し、来年度から学生募集を始める材料エネルギー学部の紹介も行いました。
 展示の中で特に、ナノテクの研究に携わる学生が企画したコイルの電磁誘導を利用して非接触でエネルギーを伝送して発光ダイオードを光らせるゲーム、超音波をカットする音響クリスタル、AI(人口知能)を用いた画像解析技術の実演などが人気を博しました。コロナ禍にもかかわらずブースには2日間で数百人の来場者を集め、地元の高校生、お子さん達の父兄も含めて島根大学への進学の関心が高まっていることを実感できました。


展示に参加したメンバー

ナノテク研究グループのブースの様子


学生が新学部を宣伝

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