総合理工学部機械・電気電子工学科の小具亮太さんが、電子情報通信学会光ファイバ応用技術研究会において学生ポスター奨励賞を受賞しました

公開日 2022年11月25日

 総合理工学部機械・電気電子工学科の小具亮太さん(伊藤・張研究室)が、令和4年10月にオンライン開催された電子情報通信学会光ファイバ応用技術研究会ポスター講演において、「高速波長掃引レーザを用いた光周波数領域リフレクトメトリ(OFDR)による動的ひずみ計測」についての研究発表を行い、その発表に対して学生ポスター奨励賞が授与されました。
 近年社会インフラの老朽化が進行し、インフラメンテナンス費用増大や少子高齢化に伴うインフラ点検人材不足の課題に直面しています。光ファイバをセンサとして用いることで、インフラの局所ひずみを分布的にリアルタイム計測することができます。小具さんの研究では、長距離・高分解能な光ファイバセンサを提案しました。本手法を用いて、インフラの経年劣化による静的ひずみ計測のほかに、人や車両などの通過に対して発生する動的ひずみも観測することが期待できます。今回は測定区間約100 mにわたり空間分解能1 cmでひずみ測定に成功し、またリフレッシュレート150 Hzでの動的ひずみ測定を実現しました。
 光ファイバ応用技術研究会は1年に6回開催され、光ファイバ応用技術の研究開発に取り組む主要な企業、大学が全国から参加します。

研究室:http://www.ecs.shimane-u.ac.jp/~ito/
 


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