自然科学研究科理工学専攻機械・電気電子工学コースの岡村柊希さんが電子情報通信学会光ファイバ応用技術研究会において学生ポスター奨励賞を受賞しました

公開日 2022年11月25日

 自然科学研究科理工学専攻機械・電気電子工学コースの岡村柊希さん(伊藤・張研究室)が、令和4年10月にオンライン開催された電子情報通信学会光ファイバ応用技術研究会ポスター講演において、「線形光サンプリング法を用いた結合型2コア・4コアファイバの空間モード分散の帯域ごと測定」についての研究発表を行い、その発表に対して学生ポスター奨励賞が授与されました。
 全世界で1秒間に行き交うインターネットのデータ量は約600テラビットと言われています(2021年)。この速さはDVD 1万6千枚分の情報を1秒間で送ることに相当します。このような膨大な通信容量の背後には、光ファイバに代表される高度な通信伝送インフラが存在します。岡村さんの研究では、線形光サンプリング法と帯域分割法を組み合わせた光ファイバの新しい評価手法を提案しました。本手法はショット雑音限界の受光感度を有しており、各種光ファイバの伝達関数を測定できるのみならず、その多様な統計特性を評価することもできます。今回は、提案手法を用いて近年注目されている結合型マルチコアファイバの統計特性を評価しました。
 光ファイバ応用技術研究会は1年に6回開催され、光ファイバ応用技術の研究開発に取り組む主要な企業、大学が全国から参加します。

研究室:http://www.ecs.shimane-u.ac.jp/~ito/

 


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