公開日 2023年04月14日
島根大学と公益財団法人高輝度光科学研究センター(JASRI)は4月13日(木),包括的連携に関する協定の締結式を執り行いました。
JASRIは,世界最高レベルの放射光を生み出すことができる大型放射光施設SPring-8と,X線自由電子レーザー施設SACLAのユーザーサポートなどを行う公益財団法人です。
この4月より,JASRIから2名の研究者が新学部である島根大学材料エネルギー学部に着任しました。今回の協定締結は,そのご縁から実現したものです。
協定書を交わすJASRI雨宮理事長(左)と島根大学服部学長(右)。 |
協定書には連携・協力事項として,共同研究等の研究協力,人材交流,教育及び人材育成,研究施設・設備の相互利用,その他目的に資する事項の5項目が盛り込まれました。
今後,JASRIに所属する9名の研究者が島根大学の客員教員として実際に教育研究に携わる予定となっています。
協定書の調印に先立ち,JASRIの雨宮理事長は「この度の連携で重要となるのは人材育成。研究成果の創出と同時に,次世代を担う人材を育てることこそが持続可能な科学技術を支える基盤となる。大いに期待したい」と話し,島根大学の服部学長は「この協定は島根大学の研究が更に段階を上げて発展してゆく良い機会になるものと思っており,我々はその機会をしっかり活かしてゆきたい」と話しました。
記念写真。左よりJASRI田中常務理事、同雨宮理事長、島根大学服部学長、大谷理事、尾原教授 |