夏休み子どもミュージアム体験教室「親子植物標本作製教室-あなたも牧野富太郎博士をめざそう!」を開催しました。

公開日 2023年08月10日

 8月4日(金)、夏休み・子どもミュージアム体験教室「親子植物標本作製教室-あなたも牧野富太郎博士をめざそう!」を開催しました。今回は、須貝杏子 本学学術研究院農生命科学系助教が講師を務め、親子で植物標本の作製に取り組みました。

 はじめに、総合博物館アシカルで現在開催中の企画展「黎明期の植物標本 島根大学に遺されてきた長野菊次郎コレクション」を見学し、標本には情報を記載したラベルが必要なこと、きちんと管理すれば100年以上も保存できることなどの説明を受けました。

 次に島根大学生物資源科学部の研究室に移動し、植物標本の作製に取り組みました。

 まず、植物の種名や採集者・年月日などをラベルに記載しました。次に、植物を適当な大きさに切って、形を整え、新聞紙に挟みました。この時、葉と葉が重なってしまうと見えなくなるので、ずらせてレイアウトします。また、葉の表と裏が見えるようにすると、標本になった後、葉の両面の特徴を観察することができます。

 その後、植物を挟んだ新聞紙をダンボール紙で挟んで重ね、ベルトで縛って束にしました。これから1週間程度、乾燥させることになります。

 乾燥させた標本は後日、取りに来てもらい、自分たちでラベルと一緒に台紙に貼ってもらうと完成です。

 今回の教室では、講師を務めた須貝助教やアシスタントの学生から、分かりやすく丁寧に標本作製の指導がなされ、子供たちも楽しく学ぶことができたようでした。今回、作製した植物標本を何年か後に見返して、島根大学で体験した夏休みの1日を思い出してもらえると幸いです。

体験教室の様子 体験教室の様子