公開日 2023年10月30日
島根大学松江キャンパスにて、73回目となる大学祭「淞風祭」が、10月8日(日)、10月9日(月・祝)の2日間の日程で行われました。今年は飲食や来場の規制が緩和され、多くの団体による出店、催しがみられました。この記事では1日目の様子を紹介します。
【丁銀ストラップ作り体験】
まず最初に紹介するのは、石見銀山世界遺産センター共催の「丁銀ストラップ作り体験」です。学生広報サポーターの私も実際にストラップ作りを体験させていただきました。
溶かした低融点合金(すず・ビスマスの合金)を丁銀型に流し込むこと、刻印を押すこと、断面を削ること、ストラップの紐を取り付けること、など様々な作業工程がありました。しかし、作業自体はそこまで難しくなく、子どもから大人まで、誰でも参加しやすい内容でした。
この催しを企画した大学祭実行委員の方は、「体験を通して、島根県の伝統的な文化をもっと知ってもらえたら嬉しいです」と話していました。今回の体験は先着50人限定でしたが、石見銀山世界遺産センター(大田市大森町)でも体験することができるそうです(有料)。ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。
【軽音楽部】
続いて、軽音楽部のライブの様子を取材しました。ライブでは、数人で組んだ複数のチームとなってパフォーマンスを披露していました。軽音楽部の部長である後藤耕一さん(法文学部 法経学科3年)にお話を伺いました。
Q:今日のライブの感想を教えてください。
A:素敵なステージを準備していただいて、とても楽しくライブができました。こういった場でパフォーマンスができて、大変貴重な経験となりました。
Q:軽音楽部について教えてください。
A:部員数は120名近くと大人数であり、ほぼ毎月開催しているライブや、定期演奏会に向け、切磋琢磨しあって練習に取り組んでいます。初心者から経験者まで、誰でも参加できるアットホームな雰囲気なので、ぜひ遊びにきてください!
「気軽に音楽活動を始めてみたい!」「少し興味がある!」という方は、今後の軽音楽部の活動に注目です!
【総合環境サークル エコロジー・ネットワーク】
最後に、総合環境サークル エコロジー・ネットワークの展示を取材しました。部長の牧山優太さん(生物資源科学部 環境共生科学科 生態環境学コース2年)によると、一番の注目ポイントは、何といってもオオサンショウウオ!天然記念物とされるオオサンショウウオは規制が厳しく、今回は他県の保護団体から交雑種を借り受け、この2日間限定で展示を行いました。
他には部員自らが捕まえてきた生き物や、島根大学総合博物館アシカルから借り受けた昆虫標本の展示があり、一度に多くの生き物を観察することができました。去年よりも生き物の展示数を増やすだけでなく、ザリガニ釣りや微小貝探しといった、子どもも楽しめる企画を追加し、催しに一段と力を入れられたそうです。
牧山さんをはじめとした部員の皆さんが丁寧に解説してくださったので、生き物に詳しくない私でも、楽しく過ごすことができました。少しでも気になった方は、ぜひ総合環境サークル エコロジー・ネットワークを訪れてみてはいかがですか。普段見ることができない生き物に出会えるかもしれません。
【取材を終えて】
午前中から多くの人が来場し、どのブースに行っても、本当に賑やかだったと思います。昨年度まで大規模なイベントがなかなか実施できなかったぶん、皆が大学祭を十分に楽しめたのではないのでしょうか。取材中、たくさんの笑顔を見ることができました。
(学生広報サポーター 取材・撮影 淺野栞菜)