公開日 2023年12月28日
2023年11月5日(日)、「若者と地域の未来を創るリアルな出会い」をテーマにした『しまね大交流会2023』が、前回に引き続き対面式で開催されました。会場となったくにびきメッセには、887名の若者を含む1,444名が集いました。当日は、山陰両県の企業・団体・大学・高専の139ブースが出展し、大規模な「若者」と「大人」の交流会となりました。
オープニングセレモニーの前に行われたのは、「ジョブカフェセミナー」。
学生は、最初に「簡易興味検査」を行いました。今回行われた「簡易興味検査」は、計60問の質問に答えることで、6つに分けられた興味領域の中から自分の興味領域を簡易的に知る、というものです。学生はこの検査から、出展ブースに訪問する際のヒントを得ていました。
さらに、本セミナーでは、就職活動の全体像の解説や、今後の就職活動に役立つイベント情報が提供され、交流会前のウォーミングアップとなりました。
オープニングセレモニーを終えたあとは、いよいよ「プロフェッショナルセミナー」。
高らかに掲げられた拳と開会宣言が、大交流会の始まりの合図となりました。
学生は、自分の興味のあるブースはもちろん、自分とご縁のあったブースにも訪れていました。入場時に配られる「初めの一歩」カードにはブース名が記載されており、1回目の交流ブースはランダムで割り当てられます。さらに、「おみくじ型ご縁カード」を引いて、記載されているブースを訪問先として参考にすることができます。今回取材した私も実際に参加したのですが、どちらも同じ企業のブースを引き当て、強いご縁を感じました。
学生はこのご縁をたどって、新たな気づきや出会いを見つけていました。
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今回は、139の出展ブースから島根大学の団体が出展したブースを2つ紹介します。
●1つ目のブースは、「島根大学法文学部 山陰研究センター」です。
山陰研究センターでは、法文学部を中心にその専門的分野や人的資源を生かし、歴史考古・文学・地域経済・過疎問題・エネルギー政策など、山陰地域の歴史文化の解明や現在の山陰を取りまく問題解決のためのプロジェクト研究を実施しています。プロジェクトには法文学部内外問わず幅広い分野の専門家が集まり、共同研究を行っています。
法文学部社会文化学科の岩本崇准教授は、「(本交流会を通して)山陰研究センターの存在と、どのような活動を行っているかを知ってもらいたい」と話されました。
山陰研究センターでは、講演会・シンポジウム開催のほか、一般の方向けの「山陰研究ブックレット」などを刊行しており、研究成果を分かりやすく知ることが出来ます。
https://www.src.shimane-u.ac.jp/info/booklet/
●2つ目のブースは、「島根大学 大学教育センター キャリア担当 ~キャリア・就職相談など学生のみなさんをバックアップします!~」です。
大学教育センター・キャリア担当は、島根大学に在籍する学生を対象に、低学年次からのキャリア教育と手厚い就職支援を行っています。学生生活や進路、就職の相談、大学主催の合同会社説明会や業界研究会、県内定着奨学金などの細やかなサポート体制を整えています。
島根大学 大学教育センターの金川さんと小田原さんは、「(大学教育センター)キャリア担当の存在を知ってもらいたい」「就職やインターンシップだけに限らず、低学年次からの学生生活や進路に関する相談も行っているので、ぜひ気軽に立ち寄ってほしい」と話してくれました。
https://career.shimane-u.ac.jp/
参加した学生からは、「今まで知らなかった職業を知ることが出来て良かった」「たくさんの人と交流できる貴重な機会だった」といった声がありました。
学生たちは、出展者との交流を通して、自分の持つ魅力や将来を見つめ直したり、山陰の企業や団体の活動を知ったりと有意義な時間を過ごせたのではないでしょうか。また、出展者も、製品の展示や実演など、工夫を凝らしながら魅力を発信し、学生たちとの交流を楽しむ姿が見られました。
来年度は、2024年11月2日(土)開催予定です。
地域の未来を担う「若者」の成長の場として期待される『しまね大交流会』。地域の企業や団体について知りたい方、多くの人と交流してみたい方はもちろん、この記事で少しでも興味を持たれた方は、ぜひ参加してみてはいかがでしょうか。
(学生広報サポーター 取材・撮影 土橋 未空)