総合科学研究支援センター 中川強 教授のベクター開発と共有化の活動が、国際的な総合科学雑誌「Nature」で紹介されました

公開日 2024年01月31日

 島根大学 総合科学研究支援センターの中川強 教授は、植物への遺伝子導入に用いるベクター(※)を多数開発してきています。これらベクターはAddgeneなどの非営利ストックセンターに寄託され、世界中の植物研究者に自由に活用されています。

(※ベクター…外来遺伝物質を別の細胞に人為的に運ぶために利用されるDNAまたはRNA分子。)

 実験材料やデータの自由な共有を行うオープンサイエンス活動は、科学の発展にとって非常に重要です。

 

 今回、世界で最も権威ある学術誌の一つであるイギリスの総合科学雑誌「Nature」の"The open-science movement for sharing laboratory materials gains momentum-  Many researchers support open science, but how can they translate this view into behaviours to boost sharing? (実験材料を共有するオープンサイエンスの動きが勢いを増す- 多くの研究者がオープンサイエンスを支持しているが、この見解を共有の促進に向けた行動に移すにはどうすればいいのだろうか?)"という記事の中で、実験材料の共有化を実践しオープンサイエンスに貢献している研究者として、中川強 教授の活動とインタビューの内容が紹介されました。

 

 

〈掲載情報〉

The open-science movement for sharing laboratory materials gains momentum

Many researchers support open science, but how can they translate this view into behaviours to boost sharing?

By Andy Tay

Nature 625: 841-843 (2024)

https://www.nature.com/articles/d41586-024-00172-y

https://doi.org/10.1038/d41586-024-00172-y

 

 

〈参考リンク〉

https://shimane-u.org/nakagawa/gbv.htm

(島根大学 中川研究室 植物ベクター情報)