第3回北九州沖合における海洋再生エネルギー利用に関する協創ワークショップを開催しました

公開日 2024年02月27日

 令和5年12月20日、北九州国際会議場において、「第3回北九州沖合における海洋再生エネルギー利用に関する協創ワークショップ」を開催しました。
 エネルギー・資源・食糧の確保や温暖化など地球規模の環境問題の解決において、エネルギーの地産地消と、それを取り巻く地域の関わり方を共創の立場から考えることは重要なテーマです。特に、自然エネルギーの一つである風力発電を海洋で行い、エネルギーと環境を調和させる洋上風力発電の共創は今の日本では最も注目されているテーマです。持続可能な海洋利用と環境保全のためには、地域住民と共に地域の未来像をボトムアップで創り上げてゆくことが重要です。
 昨年度に続き今回のワークショップも、本学の地域包括ケア教育研究センターの赤井講師が中心となり、島根大学が主催し、東京大学海洋アライアンスの共催のもと、一般社団法人海洋産業開拓研究会の協力を得て開催されました。今年は、よりオープンな議論のために、住友商事株式会社をはじめ洋上風力団体や地元の北九州でSEP船を保有する松浦重機株式会社代表取締役 笠原道明 社長やSEP船の実際の船員さん達の参加の下、北九州メイン会場とオンラインで各大学や機関を繋いだハイブリッド方式で実施されました。東京大学をはじめとする大学の学生と一般参加者とのグループディスカッションでは洋上風力の将来性や問題点など、事業者・市・研究機関に対する希望等の活発な意見交換が行われ、大盛況のワークショップとなりました。
 今回のワークショップでの報告や意見を、今後の洋上風力発電などの自然エネルギーなどを利活用したまちづくりに活かしていきます。

                             
                                              研究発表の様子

                                 
                                     ワークショップ終了後の意見交換会の様子

【お問合せ先】
 研究・地方創生部 研究推進課
 0852-32-6056