【採択率全国1位】本学教員2名がJSTの「戦略的創造研究推進事業(さきがけ)」に採択されました

公開日 2024年09月20日

 本学の大学院人間社会科学研究科 豊島 彩 講師と研究・学術情報本部エスチュアリー研究センター 仲村 康秀 助教が、2024年度の科学技術振興機構(JST)の「戦略的創造研究推進事業(さきがけ)」に採択されました。
 「さきがけ」は、独創的・挑戦的かつ国際的に高水準の発展が見込まれる先駆的な目的基礎研究を推進し、社会・経済の変革をもたらす科学技術イノベーションの源泉となる、新たな科学知識に基づく創造的な革新的技術のシーズ(新技術シーズ)を世界に先駆けて創出することを目的としています。そのために、研究総括が定めた研究領域運営方針の下、研究総括が選んだ若手研究者が、研究領域内および研究領域間で異分野の研究者ネットワークを形成しながら、若手ならではのチャレンジングな個人型研究を推進するものです。 

なお、本学の令和6年度さきがけの採択率は28.6%であり、全国1位となりました。
 

研究課題 : オンラインによる社会的認知の歪みの測定ツールの評価 (大学院人間社会科学研究科 豊島 彩 講師)

 
 戦略目標:「人間理解とインタラクションの共進化」
 研究領域:「社会課題を解決する人間中心インタラクションの創出」


  豊島 彩 講師

コメント:
私たちは孤独を感じることで、不快な気持ちになるだけでなく、他者との関わりを評価する社会的認知
が歪むことが指摘されています。この研究では、心理学の実験課題を応用し、その歪みを可視化するツ
ールを実装し、大学や地域でのオンライン学習プログラムにて、その評価やデータ収集をする計画です。

 

 

研究課題 : 海洋炭素循環における単細胞動物プランクトンの役割解明 (エスチュアリー研究センター 仲村 康秀 助教)

 戦略目標:「海洋とCO2の関係性解明と機能利用」
 研究領域:「海洋バイオスフィア・気候の相互作用解明と炭素循環操舵」


   仲村 康秀 助教

コメント:
大気中の二酸化炭素が海へ溶け込んでからどのように循環しているのかという点については謎が多く、
そのカギを握るのは、「単細胞動物プランクトン」によって駆動する微生物ループという経路です。
この研究では、海と二酸化炭素との関係・機能についての詳細を解明し、持続可能な温暖化抑制へ
の貢献を目指します。

 


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