公開日 2024年10月24日
材料エネルギー学部・千星聡教授が所属する研究グループが、「日本銅学会 第58回論文賞」を受賞しました。
受賞した論文のテーマは「Cu–Ti合金における疲労き裂の発生・進展挙動に及ぼすAl・Fe添加の影響」です。
本研究は、スマートフォンなどの情報通信機器に使われる高強度銅合金において、微量元素を加えることで性能を向上させる仕組みを材料学の視点から解明したものです。具体的には、Cu-Ti合金にAlとFeを同時に添加した際の微細組織の変化を調査し、その変化が合金の強度にどのように影響を与えるかを明らかにしました。
今回の受賞では、これまで分析が難しかった微量元素の添加による組織変化を明確に解明し、銅および銅合金の技術発展に大きく貢献した点が特に評価されました。
▼日本銅学会HP(学外サイトに移動します)
https://www.copper-brass.gr.jp/about-society/award-2
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材料エネルギー学部
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