自然科学研究科環境システム科学専攻の嘉壽柊哉さんが、第79回セメント技術大会において「優秀講演者賞」を受賞しました

公開日 2025年08月07日

2025年5月14日~16日に東京都千代田区御茶ノ水ソラシティカンファレンスセンターにて開催された、第79回セメント技術大会において、自然科学研究科環境システム科学専攻博士前期課程2年生の嘉壽柊哉さん(指導教員:新大軌教授)が口頭発表を行い、「優秀講演者賞」を受賞しました。嘉壽さんは、カーボンニュートラルの実現に向けた新規混合材料として期待される人工炭酸カルシウム(SCC:Synthetic Calcium Carbonate)の利用に着目し、「セメントの水和反応に及ぼす人工炭酸カルシウム純度の影響」についての発表を行いました。発表では、SCC純度(CaCO3含有率)の差がセメントの水和挙動や反応生成物に及ぼす影響を評価し、材料設計への知見を示しました。

セメント技術大会は、セメント製造およびセメント・コンクリートの材料科学に関する研究発表と技術交流を目的として、1947年(昭和22年)以降、毎年5月に開催されています。例年、約130件の一般研究発表と約1000名の研究者・技術者が参加し、セメント化学、建築、土木分野など幅広い分野で、活発な議論が行われています。セメント技術大会は次世代を担うセメント・コンクリートの研究者・技術者の意識向上と研究活動の活性化に貢献する貴重な場となっています。

学会HP  https://www.jcassoc-lab.jp/79th/aboutus.html

 

 

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