公開日 2025年11月12日
令和7年11月5日(水)、本年第二回目となる学長記者会見を開催しました。
学長記者会見は島根大学の教育・研究・医療,それらを通じた社会貢献・地域貢献活動について積極的に情報を発信し、本学の諸活動の透明化・可視化に努めるべく開催しております。
この度の会見では、2つのテーマについてご説明いたしました。
| |
|
| 大谷 浩 学長 |
左から片岡副学長、丸山部門長、高橋副学長 |
一つ目のテーマは『全国大学の地域貢献度調査ランクインについて』です。
本学は、日経グローカル「大学の地域貢献度調査」において全国3位となりました。国立大学法人としては1位となります。これは『「地域に根ざし、地域社会から世界に発信する個性輝く大学」を目指すとともに、学生・教職員の協同のもと、学生が育ち、学生とともに育つ大学づくりを推進する。』という島根大学憲章のもと、長年にわたり、地域と一体となった取り組みを推進してきた結果ではないかと考えております。少子高齢化に伴う人口減少、若年層の県外流出、地域産業の活性化等、複合的な問題を多く抱える島根県において、今後も本学の総合大学としての強みを生かして地域に必要とされ続ける、地域に根ざした大学として地域に貢献できるよう努めてまいります。
二つ目のテーマは『「大学の世界展開力強化事業」への採択について』です。
本学はこの度、文部科学省が実施する、グローバル人材育成を目的とした国際教育連携の取組を支援する事業に採択され、グローバル・サウスの国々との大学間交流形成支援において国際力、国際展開力を強めていくべく、インドとの国際交流プログラムを進めてまいります。この事業は、地域の国際競争力強化と地域活性化に向け、学生の国際化と起業家精神の育成が急務と考え、日印グローバル教育・研究センターを設置し、インドからの留学生の受け入れ、本学の学生のインド派遣を通して国際共同活動の活性化を図り、起業家精神や国際力を持った人物の養成と地域社会への排出を進め、地方創生を進めサステナブルな地域社会を実現してまいります。
|
|
| スクリーンを指しながら説明をする大谷学長 |
学長記者会見の様子 |
会見の中で学長から、地域貢献度調査に関しては、「これまでも本学は地域貢献度ランキングにおいて上位に位置していたが、地域連携、地域貢献、産学官連携のような地域と一体となり行ってきた様々な取り組みが総合的に評価され、この度3位という順位をいただけた。」という考えや、世界展開力強化事業への採択に関しては、「本学の学生には起業家精神(アントレプレナーシップ)を活かして勉学に励み国内に還元していただく、インドの学生には地域の産業を支える人口が減ってきている中、こちらに定着し地域の産業発展に根付かせる取り組みを進めていく。これらを常に模索し、人材育成から国際交流、そして地域の産業の創生につなげていくべく取り組みを加速させていきたい。」といった意気込みが語られました。
学長記者会見の資料については本学ホームページに掲載しておりますので、是非ご覧ください。
島根大学では、より多くの皆さまに本学の活動をご理解いただけるよう、今後も定期的に記者会見を予定しております。
お問い合わせ
企画部企画広報課 0852-32-9729