島根県立農林大学校林業科2年生の皆さんが三瓶演習林で選木実習を行いました

公開日 2025年11月21日


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2025年10月10日に島根県立農林大学校林業科2年生の皆さんが育林技術Ⅱの野外実習として、島根大学三瓶演習林で選木実習を行いました。まずは、半径5.64mの円プロット(100㎡)の中の木をすべて測る毎木調査を実施しました。「直径巻き尺」を使ってすべての樹木(ヒノキ)の直径を測定し、バーテックスレーザーを用いて樹高を測定し、立木位置の見取り図を作成しました。これらの値を用いて屋内でヘクタールあたりの木の本数や幹の体積の合計である材積を計算し、健全な森林を育成するための間伐を想定した机上選木をしました。間伐の際は伐る木に注目しがちですが、今後の木の成長や林の健全な育成を考えると、残す木をどれにするかが重要です。授業で聞いたそのことに留意して班ごとに残す木を選びました。その後もう一度ヒノキ林に戻り、実際に木の配置や状況、幹の傷なども確認しながら、選木を実施しました。どの班も机上での選木と野外において実地で確認した際の選木は少し違い、机上では選木が難しいことを実感しました。晴れの特異日ということもあり、雨にも降られず、野外実習を楽しんでもらえたかなと思います。(育林技術Ⅱの講義と選木実習は生物資源科学部農林生産学科の高橋絵里奈准教授が非常勤講師として担当しました。)

  

参考リンク
島根大学三瓶演習林
持続可能な木材生産を目指す森林管理と天然林の動態の研究
(「持続可能な開発目標(SDGs)」に対する本学の取り組み)

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