公開日 2025年12月24日
令和7年12月23日(火)、本年第三回目となる学長記者会見を開催しました。
学長記者会見は島根大学の教育・研究・医療,それらを通じた社会貢献・地域貢献活動について積極的に情報を発信し,本学の諸活動の透明化・可視化に努めるべく開催しております。
この度の会見では,2つのテーマについてご説明いたしました。会見には大谷学長のほか,三原毅材料エネルギー学部長も出席しました。
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| 大谷 浩 学長 |
三原 毅 材料エネルギー学部長 |
一つ目のテーマは「材料エネルギー研究科の設置構想」についてです。本学では令和9年度の開設を目指し,修士課程を中心とした新しい材料系研究科の設置準備を進めています。この研究科は,既存の材料エネルギー学部を基盤に,高度な専門知識を社会実装に繋げ,そして世界的なエネルギー課題の解決に挑む高度な人材育成を目的としています。入学定員は52名で,推薦入試や一般入試に加え,外国人留学生や社会人も受け入れる予定。入試は筆記試験を課さず,書類選考や面接,口頭試問を通じて意欲や基礎学力を確認する方法を予定としています。将来的には博士課程の設置も視野に入れた検討を進めています。
二つ目のテーマは「本学とIITH(インド工科大学ハイデラバード校)との連携の進展」です。大谷学長は今年11月,IITHで開催された第4回日印大学等フォーラムに参加しました。会議では,日本とインドの大学や企業が集まり,材料科学分野の研究が持続可能な社会にどう貢献できるかをテーマに積極的な意見交換が行われました。また,大谷学長とIITHのB.S.Murty学長が共同で,在インド日本大使,日本科学技術振興機構(JST)理事長の立ち合いのもと,「島根大学-IITハイデラバード中核的学術研究拠点(COE)」の開所式を執り行い,翌日には,「日印グローバル教育・研究センター(JIGER)」の共同オフィスをIITHに設置するための覚書(MoA)の調印式も執り行われました。さらに,日本語教育や文化理解を支援する「ジャパンデスク」も開設し,インド側の拠点として学生や研究者の交流機会を拡大するとともに,IITHのみならず他の有力なインドの教育・研究機関との共同研究の連携強化を加速させる準備を整えています。今後も,世界展開力強化事業を通じて,教育・研究交流を一層推進させる予定です。
※日印大学等フォーラム,「島根大学-IITハイデラバード中核的学術研究拠点」開所式および「日印グローバル教育・研究センター(JIGER)」共同オフィス設置に関するMoA調印式については,こちらも是非ご覧ください。
第4回日印大学等フォーラムに参加 | 島根大学 国際センター
「島根大学-IITハイデラバード中核的学術研究拠点」開所式および「日印グローバル教育・研究センター(JIGER)」共同オフィス設置に関するMoA調印式の開催 | 島根大学 国際センター
学長記者会見の資料については本学ホームページに掲載しておりますので,是非ご覧ください。
島根大学では,より多くの皆さまに本学の活動をご理解いただけるよう,今後も定期的に記者会見を予定しております。
お問い合わせ
企画部企画広報課 0852-32-9729

