公開日 2026年01月16日
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生物資源科学部では、「島根大学食品ロス・ゼロ宣言プロジェクト」として島根大学生協食堂から排出される年間約10トンの有機性廃棄物の減容化と肥料化に取り組んでおり、企業との共同研究において開発された高温好気発酵分解装置により、島根大学オリジナル有機質肥料「キャンパスト」を製造しています。今年度、附属生物資源教育研究センター・農業生産科学部門では、本庄総合農場および神西砂丘農場においてこのオリジナル有機質肥料を用いて様々な作物を栽培し、循環型農業の実現に取り組みました。これまで使用していた化学肥料の肥料成分のうち「キャンパスト」で代替できる部分を農場技術職員が正確に計算することで、化学肥料を減量化することができました。キャンパストを用いた農作物の食味品質等は、これまでの慣行栽培ものと同程度であり、「キャンパスト」の有効性を確認することができました。そして、今年度より、この「キャンパスト」を用いた農作物および加工品の販売を開始しております。
今後は、農場教員と技術職員が協力し、他の作物においても「キャンパスト」が活用可能かを調査し、環境負荷を抑えて持続可能な未来をつくることを目的として農林水産省が提唱する「みどりの食料システム戦略」に対応できる栽培体系を確立するとともに、この取り組みを学生実習に組み込むことで、学生のSDGsへの意識を醸成することに繋げたいと考えています。

附属農場における循環型農業

キャンパストを用いて栽培した作物(サツマイモ、玄米)

キャンパストを用いて栽培した原料から加工した農場オリジナルジャム
お問い合わせ
生物資源科学部附属生物資源教育研究センター
TEL:0852-34-0311