令和7年度第四回学長記者会見を開催しました

公開日 2026年03月17日

 令和8年2月24日(火),今年度第4回目となる学長記者会見を開催しました。
 学長記者会見は島根大学の教育・研究・医療,それらを通じた社会貢献・地域貢献活動について積極的に情報を発信し,本学の諸活動の透明化・可視化に努めるべく開催しております。
この度の会見では,2つのテーマについてご説明いたしました。会見には大谷学長のほか,川路 澄人 教育学部長,三浦 英生 先端マテリアル研究開発協創機構長,藤枝 正 先端マテリアル研究開発協創機構教授も出席しました。

                                                          

     
大谷 浩 学長

川路 澄人 教育学部長

 

 一つ目のテーマは「教育学部総合型選抜Ⅰ(へるん入試)の募集人数変更」についてです。教育学部では令和9年度入試より,学校教育課程Ⅰ類のうち地域教員育成枠の募集人数を,従来の14名(島根県枠7名・鳥取県枠7名)から,20名(島根県枠10名・鳥取県枠10名)へと拡大することとしました。
 
全国的に教員採用試験の競争率が減少傾向にあり,教師の質保証は「採用試験で選抜して確保する」時代から「大学での教育、すなわち教員養成課程によって保証する」時代へと転換が求められています。また,地方圏で教職に就く人々の多くが地元出身者であり,地元出身者が地域教育を支えているという構造から,山陰唯一の教育学部として社会的責任は極めて大きいと考えております。今回の募集人数変更はこれらの状況を踏まえ,山陰地域の教育を持続可能な形で支えるための戦略的な決定となっています。

 二つ目のテーマは,「産学協創インキュベーションセンターに産官学共用・世界最先端の金属3Dプリンタを導入」です。松江キャンパス内に令和6年12月に竣工した「産学協創インキュベーションセンター」は,産々官学々が協働してもの創りを行う試作開発センターとして始動しています。本年2月に同センターに,世界最先端となる3Dプリンタを2機種導入いたしました。1台目は,金属粉末をレーザーで数mmの精度で溶融・造形が可能な設備で,チタンや銅,アルミニウムなど酸化しやすい金属の精密加工も可能です。本設備は医工連携分野での応用が期待され,患者様の個別のCT画像に基づき人工関節や人工骨を製造するオンデマンド医療への活用なども期待されています。2台目は,最大5種類の金属元素や合金粉末を同時噴射し,組成や微細組織を制御しながら高速で造形できる装置です。複数材料からなる複雑な構造を一体成形できるため,溶接や接合工程が不要となり,航空機やロケット部品の軽量化や高耐環境用部材の創製など革新的な生産技術の確立が期待されます。
 同センターではこれらの最先端設備などを活用しながら,材料設計から造形,分析・評価までを一貫して行えるもの創りオープンプラットフォームを構築し,地域企業との共同研究や新製品の試作開発を支援していきたいと考えております。

 

     
先端マテリアル研究開発協創機構 藤枝 正 教授(左)と三浦 英生 機構長(右)

会見の様子

 

 学長記者会見の資料については本学ホームページに掲載しておりますので,是非ご覧ください。

 令和7年度第四回学長記者会見資料

 島根大学では,より多くの皆さまに本学の活動をご理解いただけるよう,今後も定期的に記者会見を予定しております。

 

お問い合わせ
企画部企画広報課 0852-32-9729