島根大学の学生が玉造温泉の新名物を開発 ~勾玉(まがたま)をかたどった琥珀糖「勾玉こはく」を松江市長に披露しました~

公開日 2026年03月30日

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完成した3色の勾玉こはく

 

 

島根大学の「地域人材育成コース」に所属する学生たちが、本学発ベンチャー企業、「合同会社薬雲(やくも)」の提案に応じ、玉造温泉の歴史と文化をテーマに取り組んだ新商品開発プロジェクト。このたび、「玉造温泉ゆ~ゆ」との協働により完成した琥珀糖「勾玉こはく」 を、3月19日に松江市長に披露しました。

玉造温泉は古代から勾玉づくりで栄えた地。学生たちはその象徴である「勾玉」を現代の和菓子として表現し、地域の魅力を新しい形で発信したいという熱意からプロジェクトをスタートしました。

 

勾玉の3Dスキャンによる型枠製造から味づくりまで、学生が主体となって開発

 

「勾玉こはく」は、島根大学総合博物館アシカル所蔵の玉造産の勾玉を3Dスキャン し、形状を忠実に再現したシリコン型を独自に制作しました。

そこに松江・島根県産の抹茶やヨモギなどの素材を組み合わせ、青・赤・白の3種類の味を開発。試作と試食を重ね、見た目の美しさと味のバランスを追求しました。

さらに、パッケージデザインや売り場のイメージづくりにも学生が携わり、商品としての世界観を一貫して形にしています。製造・梱包工程では就労継続支援B型事業所にも協力いただき、地域連携の輪が広がる取り組みとなりました。

 

 

松江市長への報告会

 

2026年3月19日、松江市役所にて市長への報告会を実施しました。

学生たちは開発の経緯や商品に込めた思いを説明し、市長に「勾玉こはく」を試食していただきました。

 

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市長に商品を説明する学生たち

 

松江市長

「見た目は勾玉で硬そうですが、食べやすいですね。グミみたい。小学生、幼稚園児達にも美味しく食べてもらえそう。」

「出雲型の丸い勾玉がかわいい。」

「山椒と生姜の組み合わせが、味が引き立てあって、体に良さそうな味。」

「これからの取り組みに期待しています。」

 

地域人材育成コース 岡部真帆さん

「3Dプリンターで作った勾玉型を一つ一つヤスリがけする作業は大変でしたが、その分思い入れのある商品になりました。試行錯誤を重ねながら形になっていき、完成したときには大きな達成感を感じました。」

 

地域人材育成コース 岩田実井さん

「何度も話し合いを重ねる中で、体に良い薬膳を使っている点や、地元島根の歴史を象徴する代表的な存在である勾玉をモチーフにしている点など、その魅力を引き出すパッケージデザインを考えることができたと思います。」

 

地域人材育成コース 河本苺夏さん

「店頭に並んだ際は多くの方に手に取っていただき、見た目や味と共に玉造温泉や薬膳の魅力も感じ取っていただければと願っています。」

 

 

地域の歴史を未来へつなぐ、新しい玉造温泉の魅力づくりへ

 

今回のプロジェクトは、島根大学の「地域人材育成コース」による実践型課題解決学習の一環として行われました。学生が地域企業や福祉事業所と協働し、企画から試作、発信まで一貫して取り組んだことが大きな成果です。

完成した「勾玉こはく」は、今後、玉造温泉を中心に順次販売・発信をされる予定です。

古代から続く玉造の文化を、若い世代の感性と技術で現代に蘇らせたこの商品が、松江市・玉造温泉の新たな魅力として多くの方に親しまれることを期待しています。

 

【問合せ先】
地域未来協創本部 
人材育成・キャリアデザイン部門
Tel   0852-32-9814