生成AI活用ハンズオンセミナー(議事録作成)を開催しました

公開日 2026年05月20日

2026年5月19日、教育・研究および業務DXの推進を目的として、「生成AI活用ハンズオンセミナー」を総合情報処理センターにおいて開催し、28名の参加者がありました。
本セミナーでは、本学が契約し、データ保護ありで利用可能なMicrosoft Copilot、Google NotebookLMの特徴や活用方法について、実務に即した内容で解説がありました。

はじめに、大学教育センター、吉崎 聡一 講師から、生成AIを業務に取り入れる有用性について説明が行われました。生成AIは単なる作業効率化のツールにとどまらず、人とAIが適切に役割分担することで成果を高めることができ、業務にAIを取り入れ、かつ、複数人で協働した場合に成果が最大化する実証実験結果の紹介がありました。また、導入にあたっては、議事録作成などの比較的定型的な業務や、試行が可能な重要度の低いものから段階的に活用していくことが有効であるとの考えが示され、参加者にとって現実的な導入のイメージを持つ機会となりました。
続く実践パートでは、「議事要旨の作成」をテーマに、生成AIの具体的な活用方法が示されました。まず、Microsoft CopilotとGoogle NotebookLMそれぞれの特性について説明があり、NotebookLMは入力した資料に基づいて要点を整理するため、誤りが少なく、根拠箇所の確認が容易である点が特徴である一方、CopilotはMicrosoft 365環境、とりわけTeamsと連携することで、議事要旨の作成から共有までの一連の業務を効率化できる利点があることが紹介されました。
その一方で、生成AIの利用にあたっては情報セキュリティへの配慮が不可欠であることも強調されました。特に、機密性の高い会議内容や資料については、原則として生成AIへ入力することができず、学内規程やガイドラインを踏まえた適切な判断が必要であることが強調されました。これにより、利便性と安全性を両立させた活用の重要性について、参加者の理解が深まりました。
実習では、議事要旨作成の一連の流れとして、(1)会議音声の文字起こし、(2)会議資料や関連資料の読み込み、(3)生成AIへのプロンプト入力、(4)出力結果の確認・修正というプロセスが示されました。特に、生成物の質を高めるためにはプロンプトの工夫が重要であり、単純な依頼文ではなく、役割設定や出力形式、含める内容を具体的に指示することが求められます。情報推進課が作成したテンプレートを活用し、さらに追加の指示を与えることで、より精度の高い議事要旨を生成する実演がありました。
生成された内容を確認することで、単にツールを使うだけでなく、成果物を適切に評価・修正する視点の重要性についても理解が深められました。また、補足として、Teamsの録画文字起こし機能やClipchamp、Whisperといった文字起こしツールも紹介され、生成AIの活用を支える周辺技術についても幅広く学ぶ機会となりました。

セミナーの最後には、今後の生成AI活用の取り組みや業務改善の展望が示され、参加者にとっては、生成AIを安全かつ効果的に業務へ取り入れるための具体的な知見を得る機会となりました。今回のセミナーを通じて、議事要旨作成における生成AI活用の可能性が共有されるとともに、本学におけるDX推進のさらなる進展が期待されます。

ハンズオンセミナーの様子  吉崎先生が話される様子 	GoogleNotebookLM実演の説明

   

 

お問い合わせ:総務部情報推進課 TEL:0852-32-6031