令和４年度からJSTに採択された島根大学グローバルサイエンスキャンパス（島根大学GSC）の令和4年度研究発表会が，3月27日に開催されました。島根大学GSCは，JSTが実施している，高校生と高専生を対象とした理系人材育成プログラムです。令和４年度はその初年度で，最初に「研究への誘い」で研究を進めるための基礎的講義，次に「研究の萌芽」で少し進んだ講義を受け，最終的に選抜された11名の受講生が「研究実践の喜び」で本学の教員の指導を受けて研究を行いました。
　研究発表会は，県外（愛媛，岡山，広島，大阪）を含む11名が参加し，そのうち10名が対面で，1名がオンラインで研究成果発表を行いました。いずれの研究も極めて優れたもので，近いうちに研究成果を学会や論文で発表可能なレベルに達しているものもありました。各発表の後には，受講生が互いに質問を積極的に行い，熱気あふれるものとなりました。発表会の後には，実施主担当者の大谷理事から，一人一人の受講生に修了証が手渡されました。会場となった生物資源科学部１号館2階の大会議室の隣の廊下には，受講生たちが研究を行っている様子を写した写真も掲示されており，発表を終えた受講生らが，互いの様子を見ながら歓談しました。最後に，受講生全員で記念撮影を行い，解散となりました。
　島根大学GSCは，令和5年度も継続して実施されますが，令和4年度受講生の多くは，更に1年間研究を続ける予定にしています。令和5年の6月後半からは，新たに令和5年度の受講生が受講を開始する予定です。受講生の中には，大学進学の際には島根大学を希望している者もいるように聞いております。今後とも島根大学GSCへのご理解とご協力をお願いします。

研究発表会の風景

修了証授与式の様子

実験風景の展示写真を見る受講生ら