公開日 2026年10月27日
本学人間科学部4年の小林美夕菜さんが筆頭著者を務めた論文が、国際学術誌『Food Chemistry: X』(Elsevier社)に掲載されました。同誌は、FOOD SCIENCE & TECHNOLOGYのカテゴリーで上位10%に入る国際学術誌(Q1ジャーナル)で、学部生が筆頭著者として論文を掲載したことは大きな成果です。
本研究では、柿の栽培で実を間引く「摘果」の際に出て、これまで捨てられていた柿の幼果に着目しました。幼果から取り出した渋み成分(タンニン)をアイスクリームに加えたところ、アイスクリームが溶けにくくなることが分かりました。さらに、タンニンが乳タンパク質と結びつくことで粘り気が増し、アイスクリームの内部が緻密になるという、溶けにくさの仕組みも明らかにしました。
この成果は、捨てられていた農業副産物を、溶けにくいアイスクリームづくりに生かせる可能性を示すものです。
本研究は、人間科学部の鶴永陽子教授の指導のもとで行われ、戦略的研究推進センターの石垣美歌講師が共同研究者として加わりました。【その他の共著者:原知良さん、砂原亜花李さん】
また、本研究の官能評価(試食によるおいしさの評価)には、多くの学生・教職員の皆様にご協力いただきました。この場を借りて、心より御礼申し上げます。
論文情報
題 目: Young Persimmon Fruit Extract as a Multifunctional Natural Additive in Ice Cream: Effects on Physical Properties, Antioxidant Functionality, and Sensory Acceptability
著 者: Miyuna Kobayashi, Tomoyoshi Hara, Akari Sunahara, Mika Ishigaki, Yoko Tsurunaga
掲載誌: Food Chemistry: X
DOI : https://doi.org/10.1016/j.fochx.2026.104662
【問い合わせ先】
松江地区学部等事務部総務課 人間科学部担当
hmn-jimu[@]office.shimane-u.ac.jp
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