学生が開発した「教室検索アプリ」の運用開始

公開日 2026年10月28日

学生および教職員の利便性向上とキャンパスDXの推進を目的として、新たに「教室検索アプリ」の運用を開始しました。

本学ではこれまで、授業の教室情報をPDFファイルの教室配当表として提供してきましたが、目的の授業を探し出すまでに時間を要するほか、スマートフォンでの閲覧時には視認性や検索性に課題がありました。また、教室変更への対応や情報更新の反映にも一定の作業負担が生じていました。
学生を対象に実施したアンケート調査では、教室検索サービスの提供、機能改善についての要望が全回答の57.5%を占める学部もあり、学生および教職員からの改善要望を受け、教室情報をより分かりやすく、より迅速に提供するための仕組みとして教室検索アプリの開発に取り組みました。

本取組の背景には、学生自身による課題発見と改善への提案があります。大学院科目「知能情報デザイン論」の授業では、学生たちが「初めて利用する教室の場所が分かりにくい」「キャンパスマップだけでは建物内の教室位置まで把握できない」「教室にWi-Fiやコンセントがあるか事前に分からない」など、学生生活の中で感じていた課題に着目し、その解決に向けた検討を行いました。こうした学生目線の発想や提案から授業内で開発されたプロトタイプアプリは、本アプリの実装を進める上での重要な基礎設計となっており、利用者のニーズを反映した機能の実現につながっています。

教室検索アプリでは、授業名、時間割コード、担当教員名、教室名などから教室情報を検索することができます。また、講義棟、曜日、時限といった条件による絞り込みにも対応しており、利用者は目的の情報へ迅速にアクセスすることが可能です。スマートフォンやパソコンから利用できるため、自宅、授業間の移動中でも必要な情報を確認することができます。

さらに、検索結果からは教室の収容人数や設備情報を確認できるほか、Googleマップによる講義棟の位置、フロアマップによる教室位置も参照することができます。教室変更や補講等が発生した場合も、登録された情報が即時に反映されるため、利用者は常に最新の情報を確認することができます。利用者向けサービスの向上だけでなく、事務業務の効率化にも大きく貢献しています。

令和8年度後期から試行運用開始した本アプリは、1日あたり約300件のアクセスを記録しています。これは、学生アンケートにおいて教室検索機能への要望が多く寄せられていたことを裏付ける結果であり、学生、教職員が日常的に活用するサービスとして着実に定着しつつあります。

学生の声から生まれた課題意識と、大学におけるDX推進の取組が結び付くことで実現した本アプリは、利用者目線を取り入れながら学内サービスを改善した事例のひとつです。本学では今後も利用者からの意見を踏まえながら機能改善を進め、教育・研究活動を支えるDXの推進と、より快適なキャンパス環境の実現に取り組んでまいります。

本学の学生、教職員のみ利用が可能です→教室検索アプリ

教室検索アプリサンプル

本件に係る問い合わせ先

総務部情報推進課
 jsko-kacho(at)office.shimane-u.ac.jp ※メール送信の際には(at)を半角@に置き換えてください。