法文学部

上級生による新入生履修指導

目的

 入学直後の1回生が順調に大学生活を始められるよう、履修の組み方、教室の場所、空き時間の過ごし方、2回生以降の専門の内容など、授業や大学生活全般にわたってマンツーマンによるアドバイスを行います。法文学部3学科すべての研究室から上級生が参加するので、1回生のあらゆる質問に対応できるようになっています。上級生が自己の体験と蓄積をいかし、ノウハウを伝授することにより、自らも刺激をうけ学生生活を内省する機会としています。
 

活動内容

1.ピアサポーターに対する事前指導
2.入学ガイダンスにおける個別履修指導
3.履修登録期限までの1週間、昼休みと放課後に「履修相談室」を設け、訪れる1回生に個別相談を行います。
4.法経学科の初年次教育「入門演習」において上級生が履修相談を行います。

 

学生の声

◆サポートを受けた学生

(言語文化学科 1年)

 ガイダンスで一応の説明はうけていたのですが、実際に時間割を組む時になって、いろいろ分からないことがあって困っていました。上級生の方がすぐ来てくださって、とても分かりやすく説明していただき、何とか時間割を組むことができました。教員の方が説明しなかった、細かな注意点も教えてくれたのが、とても印象的です。
 また私は、高校国語の教員免許資格をとろうと思っていましたが、専門の勉強と両立できるか不安でした。これについても、別の上級生の方が、詳しく教えてくれ、不安がなくなりました。とても助かっただけでなく、私もこんな上級生にならないといけないなと強く感じました。

 

◆サポートをした学生

(社会文化学科 3年)

 自分が1回生の時に、履修の仕方がすぐには理解できなかった体験を思い出しながら、できるだけ分かりやすく指導しようと努めました。ピアサポーターの事前指導の時に、毎年よく出る質問の一覧表を渡されており、基本的にはそれで対処できましたが、結構想定外の質問も受けて苦労しました。
 「履修相談室」でも対応しましたが、こちらは比較的一人の学生に時間をとれるので、ゆっくり説明できました。どの専門に進むか迷っている学生がいましたが、ちょうど自分にもそのような体験があったので、それをいかしてアドバイスできたと思います。1回生は、授業のこともそうですが、アルバイトやサークル活動など大学生活そのものにも関心が大きいので、大学のガイダンスでは対応しきれない部分に対応できる制度だと思いますし、学部の後輩に教えるのでやりがいもありました。