生物資源科学部

履修サポート・学習サポート

目的

 生物資源科学部では,授業内容や課題などがうまく理解できない学生に,その科目が得意な学生が学習サポーターになって学生同士で教え合うピア(仲間という意味)サポート活動をしています。また,例年履修登録時に科目選択に悩む新入生が多く,新学期開始から1週間,履修サポーターが新入生の興味や資格取得希望などを聞きながら丁寧に個別指導しています。こうした活動は,学生の自発的,自立的活動を促進する効果が高いと考え,今後も発展的に継続していけるよう学部と大学が協力して支援していきます。
 

活動内容



 各学科,教育コースでのオリエンテーションに加え,上級生のピアサポートによる新入生・編入生向けの履修サポートを4月の履修登録期間中に実施しています。毎年,約50名の利用があり,履修サポートに対するアンケートの結果では,大変役に立った,という意見がほとんどです。履修サポート期間の後は,上級生のサポーターによる学習サポートを実施しています。サポートを希望する学生は,掲示に従いサポートを受けたい科目と希望する日時を担当のサポーターに伝え,その後,原則として図書館のラーニングコモンズで当該科目の成績優秀者によるサポートを受けます。また,前期及び後期の定期試験前1週間は,生物資源科学部3号館のマルチメディア室で複数のサポーターが待機して,サポートを希望する学生を支援します。
 サポートの内容は,苦手科目の学習指導のみならず,レポートの書き方から授業の受け方,進路や学生生活の相談等,幅広く援助を行っています。先生には聞きにくいということも学生同士だと相談しやすいようで,利用者からはまた利用したいといった声も多く聞かれます。例年,延100名を超える学生の利用があり,学習サポートに対するアンケートによる満足度調査では,10点満点で平均値が9点以上となっています。また,サポートを受けた科目の単位修得率は90%以上となっています。今後も,学生がより利用しやすい環境づくりを行い,実施方法なども改善しながら,ピアサポート活動を推進していきます。
(これは新型コロナウイルス流行前の内容です)
 

学生の声

◆サポートを受けた学生◆

(利用者アンケートより抜粋)

  • 不安に思っていたことが少し楽になった。
  • 分からないところをひとつひとつ丁寧に教えてもらえた。
  • 先輩がサポートしてくれるので聞きやすかった。
  • 色々な話を聞けてとても楽しかった。
  • 授業で不安なところが解消されてとても良かった。
  • 分からないところを一緒に考えてもらえた。
  • 勉強の仕方や授業の内容まで幅広く教えてもらいとても良かった。
  • 一方的に教えてもらうのではなく,解き方を教えてもらえたので分かりやすかった。
  • 気軽にわからないことを聞くことができるのですごく良い制度だと思う。
  • 自分が見落としていた点を気づかせてくれました。大変参考になりました。
  • 学習サポーターの存在をもっといろんな人に認知してもらえるように宣伝したら良いのではないか。
  • 自分の専門分野以外の人が担当している時もあるだろうから予約制にしてはどうか。


◆サポートをした学生◆

 私たちは,入学したばかりで誰に相談したら良いかわからない人や,先生には話しかけにくい人,講義で理解できなかったこと,テスト前でわからない問題があるといった学生にとって気軽に相談することができるサポーターとして活動しております。履修サポートでは,主に1・2回生を対象に履修のしくみや登録方法の説明を行います。また必修科目から教養科目,その人が興味のあることを学べる講義などを勧めたり,一緒に履修を組むことを行っています。学習サポートでは主にテスト期間に行い,講義で理解できなかった点,わからなかった点の解き方を教えたり,一緒に考えるということを行っています。図書館のように勉強をする場所として利用でき,わからない点は質問できる,非常に学びやすい空間になっていると思います。