入門演習

入門演習

<内容>
 法経学科1年生は、全員、10数名ほどの「入門演習」に所属し、教員と一緒に基礎的な研究方法を学びます。本の読み方から始まり、レジュメ(報告資料)の書き方、議論の仕方、図書館での文献収集や新聞記事検索の仕方などを学びます。
 

<体験から学んでほしいこと>
 座学にとどまらず、松江地方裁判所や日本銀行松江支店の見学、検察官講話、市役所若手職員によるプレゼンを聞いた後の討論など、現場を見て・聞いて・調べて経験知を高めていきます。こうして初年度の間に、法律学と経済学のイロハを身につけていきます。


 <この授業の特徴>
 大学での講義は、どうしても教員から学生への一方的な授業となりやすいものです。しかしながら、授業を豊かで実りあるものとするには、教員と学生との双方向での授業が不可欠です。そこで、法経学科では、1年次から小集団の演習科目を履修することにより、学生の学びの質を高めるよう努めています。


<知識と結びつけるためには>
 私たちが暮らす地域社会は急速なグローバル化の進展とともに、多くの課題を抱えています。少子高齢化と人口減少、エネルギーと環境、地方分権と地域の自立、地域再生と産業振興など、解決すべき問題が山積しています。また、市民生活という点でも、格差の拡大、非正規雇用の拡大、子育て環境の整備や医療・介護・福祉のあり方など、基本的人権にかかわる問題がますます重要性を高めています。法経学科は、これらの課題解決に必要とされる法学・経済学の基本的な知識と応用力を身につけ、分析能力・政策立案能力や問題処理能力を養います。入門演習は、そうした学習のための第一歩として位置づけられます。