人間社会科学研究科の理念・目的,教育内容等

理念・目的

1.個としての「人間」と共同体としての「社会」を統一的に捉える能力を養う
  これまでの人文社会科学研究科「法経専攻」「言語・社会文化専攻」、教育学研究科「臨床心理
 専攻」の諸分野を継承したうえで、新たに、健康科学・精神保健学を加え、個としての「人間」と
 共同体としての「社会」の両面を捉える能力を養うことを、研究科全体の大きな目標とします。
  また新分野として、アーカイブズ学(公文書をはじめとする記録の管理学)を開設し、現代社会
 の課題に対応します。
2.今後の人間と社会を支える学問の探究をめざす
  グローバル化が進展していく一方で、地域では持続可能性が求められています。人文科学的アプ
 ローチ、社会科学的アプローチに、自然科学的アプローチも加え、将来にわたって、人がその人ら
 しく生き、人類が共生していくために必要な研究を深めていきます。
3.幅広く、かつ深く学ぶための指導体制
  主・副指導教員による研究指導、自身の専門分野以外の科目の履修などにより、幅広い知識と多
 角的な視点を身につけることをめざします。

 

教育内容等

【社会創成専攻】
 現代における人間と社会の諸問題について、各領域の専門を深めるとともに、人間と社会の両面からアプローチし、人文科学・社会科学に自然科学をも加えた幅広い学際的な視点に立って、問題解決に取り組み、多様性を持った人間がその多様性を尊重されて共生し、一人一人がその人らしく生きることができる未来社会の創成を先導していける人を養成します。

 ・法政コース
 ・地域経済コース
 ・人文社会コース
 ・健康・行動科学コース

【臨床心理学専攻】
 公認心理師・臨床心理士の資格を取得し、高いレベルの臨床心理学的な査定・面接・地域援助能力を基盤としてカウンセラー等として活躍できる力量を持ち、幅広い学際的な知見に基づいて、臨床心理学的問題解決に取り組み、多様性を持った人間がその多様性を尊重されて共生し、一人一人がその人らしく生きることができる未来社会の創成を先導していける人を養成します。